横浜市の産後ケア・宿泊型(ショートステイ)を利用してきました

産後ケア 産後

私は2023年10月に双子を出産しました。 実家が遠く上には4歳のお兄ちゃんがいること、初めて出産した時、想像以上に身体がきつかった経験から今回は産後ケアを利用しようと決めていました。生後1ヶ月の双子と横浜市の産後ケア・宿泊型(ショートステイ)を利用したので感想をまとめます。

産後ケアとは

最近よく耳にするようになった産後ケアとはどんなものでしょうか。

産後ケアとは、産後でダメージを受けたママの身体と赤ちゃんのケアが同時にできるものです

産後ケアは、自治体と民間が運営している2つのものがあります。 自治体が運営している種類は「宿泊型」「通い型」「訪問型」になります。

私が今回利用したのは、自治体が運営している宿泊型(ショートステイ)になります。

ただし、利用条件やサービス内容はお住まいの自治体によって異なりますので「お住まいの地域 産後ケア」で検索して内容を確認してみてくださいね。

宿泊型(ショートステイ)のサービス内容

宿泊型(ショートステイ)のサービス内容は以下になります。

  • お母さんのケア  健康管理や乳房ケアなど
  • 赤ちゃんのケア  発育や発達のチェック、体重や排便のチェックなど
  • 育児の指導、相談  授乳や沐浴方法、育児相談など

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/oyakokenko/ninshin/sangoboshikea.html

申請の流れ

横浜市の申請の流れは、申請をする前に窓口で面接が必要でした。
妊娠中に面接をする場合は、妊娠中期から37週頃までに行います。 出産後に面接をする場合は、利用希望日の2週間前までに行います。
詳しくは横浜市のHPから抜粋した以下の申請の流れをご参照ください。

私は双子を妊娠していたのもあり、妊娠中期にはお腹も大きく区役所まで足を運ぶのはだいぶ大変でしたので、面接も電話OKだと助かるなと感じました。ただ、面接は担当者の方から温かいお言葉をいただいたり、親身になって話を聞いてくれたのでとても安心感がありました。

利用できる施設は、病院や助産院があります。横浜市のHPにリストが掲載されているので事前にHPを見て自分の希望に合うところをリサーチしておくといいと思います。私も事前にHPを見たり申請窓口の方に、どんな風に過ごしたいか希望を伝えました。今回は助産院をおすすめされたので、4泊5日で滞在しました。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/oyakokenko/ninshin/sangoboshikea.html

利用するタイミング

利用するタイミングですが、横浜市の場合、生後4ヶ月以内のママと赤ちゃんが対象となります。 私が実際に利用したタイミングは、退院して2週間後でした。このタイミングで良かったと感じています。

2週間、自宅で赤ちゃんと育児生活を実際に送ってどこに困ったかを明確にわかった上で産後ケアを利用することができたので、細かく育児相談ができました。自宅に帰ってからも安心感がありました。

もちろん退院後すぐに産後ケアを希望する方もいると思います。その場合は、出産後すぐに申請書を区役所に提出しなければならないので少々慌ただしくなりますね!

宿泊型(ショートステイ)を利用した感想

私が実際に宿泊型(ショートステイ)を利用した感想をまとめていきます。

助産院に希望したこと

助産院に到着したら、数名のスタッフさんでお出迎えしてくれて、すぐに大きな安心感がありました。
そのまま大まかな1日の流れの説明や、どんな風に過ごしたいのかヒアリングがありました。

私が助産院に希望したこと

  • 母乳を出したい
  • 双子に同時に母乳やミルクをあげるやり方が知りたい
  • 同時泣きした時の対処法
  • 上の子のケア方法
  • 出産時に出血が多かったこともあり貧血症状があるので身体を少しでも休めたい

1日の流れ

ヒアリングを行った上で1日の流れです。合間に3時間おきのミルクをあげています。

7:00朝食
10:00ママのお風呂
午前赤ちゃんのお風呂
11:00(母乳の出をよくする)おっぱいマッサージ
12:00昼食
午後育児アドバイス
19:00夕食

施設について

木の温もりを感じる助産院は、3階が宿泊者の施設でした。 私の部屋は敷布団で床に寝るタイプ。
窓が2つもあり部屋の中はとても明るく気持ちの良いお部屋でした。

トイレやお風呂、飲み物は2階にあるので利用する時は軽い運動になりました。
飲み物の種類はウオーターサーバや、万能茶(温)、ハーブティーがありました。 3階の共用部分には冷蔵庫が使えたり、本がたくさんありました。テレビは置いていないので、空き時間は読書か昼寝をして過ごしました。

食事について

食事は滞在中の一番の楽しみでした! 毎食品数が豊富で、栄養も考えられていて、何よりとても美味しくいただきました!

母乳を希望していた私はやっぱりスタミナが大事ということで、お米が毎回1合弱でてきました!
ご飯に集中できる環境だったので時間をかけてゆっくり食べることができました。

食事と一緒に果物が出ることはありましたが、おやつの提供はないので、滞在中は甘いものが恋しくなりました。しかし普段から甘いものをよく食べていたので、この期間に制限できてよかったです!甘いものを食べすぎると母乳も詰まってしまいますもんね!

お風呂について

お風呂は希望の時間を伝えて入る感じでした。私は毎日朝風呂にしていました!お風呂もとても綺麗で朝から気持ち良かったです。

シャンプーや、リンス、ボディソープ、洗顔、ドライヤーもあります。入浴OKな方は湯船に浸かることもできます。私は主治医のOKがまだだったので、今回はシャワーのみでしたが、子供を気にする事なくゆっくりとお風呂に入れるのは至福のひとときでした。

赤ちゃんのお風呂は、自分で入れてもいいし、助産師さんにお願いしてもいいスタイルでした。ご夫婦でお風呂の練習をしている様子もありました!利用者の希望に合わせて柔軟に対応してくれるのはありがたいですね!

持ち物について

持ち物は施設によって異なると思いますが、私が持参したのは以下になります。 大量の荷物でした(笑)レンタルやおむつの購入もできましたよ!

  • 母子健康手帳
  • 洗面用具
  • パジャマ・下着類
  • ナプキン・母乳パッド
  • タオル・バスタオル
  • ベビー服 (計10着持っていきました、途中で洗濯サービスを利用しました)
  • 新生児用紙おむつ (私は1袋まるっと持っていきちょうどでした)
  • おしり拭き (2袋)
  • ガーゼハンカチ
  • 粉ミルク・哺乳瓶(使用している場合のみ)
  • 赤ちゃん用掛けもの

サービスについて

スケジュールによっては外部から専門家を招いて抱っこ講座や、アロママッサージなども行っていました。

別料金にはなりますが、タイミングが合ったので私は理学療法士による身体ケアをお願いしました。
もちろん施術中は赤ちゃんを預かってくれるので何も気にすることなく、自分の身体ケアをすることができました。 施設内で色々なサービスを受けられるのはいいですよね!

他に、有料ですが洗濯のサービスもあります。大量の洗濯物を持ち帰るのはとても大変なので帰る前にお願いしました。 帰ってからの洗濯がなかったのでとても助かりました。

まとめ

4泊5日の滞在期間中は、家事を一切することがなく、育児も助産師の方が手伝ってくれるので気持ちも身体もとても楽だったのが1番よかったです。

私が利用した施設は、助産師さんもたくさんいて人数分の知識をたくさんいただけました。気になることは親身に相談に乗ってくれるのでとてもありがたく心強かったです。自宅に帰ってからも安心感がありました。

ただ、やはり寝不足は終始辛かったです。横浜市の規定上、ママが休むために赤ちゃんを預けることは基本的にNGなので、夜間に赤ちゃんを預けることはできませんでしたし、昼間は双子が寝た時、細切れで昼寝をしていましたが、全然足りませんでした。

もし、夜もぐっすり寝たいと希望する方は、自治体のショートステイではなく助産院に直接申込できるタイプや、民間が運営している産後ケアホテルなどを利用するといいと思います。料金がだいぶ高額にはなりますが、好きなタイミングで好きなだけ赤ちゃんを預けることができるそうです。

赤ちゃんを出産して約1週間の入院生活では赤ちゃんとの生活スタイルが安定しないまま退院します。育児への不安が大きい方、出産を終えた身体を少しでも休めたい方が利用するにはうってつけの環境だと思います。そして滞在中は家事や上の子のお世話がないので、赤ちゃんと濃密なゆったりとした時間を過ごせるのも産後ケアの魅力の一つです。

どんなに我が子が可愛くても身体と心が元気じゃないと笑顔にもなれないし、育児は辛いものになってしまいますね。家族や地域、色んな手を借りて無理のない幸せな育児生活を送ってほしいと思います。

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